副理事長・基本方針
副理事長 兼 泉州合同例会座長
木畑 匡
堺・高石は古くから海に開かれた都市として発展してきました。由緒正しい貿易都市の歴史を受け継ぐ、私たち堺高石JCは、今年度、「海」に乗り出します。21世紀、世界の中心はアジアへと大きくシフトしつつあります。アジアをステージとして活躍した先人同様、躊躇なく易々と国境を超えていける人材を育成し、震災時、世界中から賞賛を受けた、日本人の精神性、すなわち、お互いを思いやる気持ちや相互扶助の精神を、新たなグローバルスタンダードとして広く伝播すべく、相互理解に基礎を置いた民間外交を展開します。
何のお手本もない中から自治都市を創り上げた私たちの先祖は、より良いまちづくりを目指す試行錯誤の中で、おそらくガバナンスの何たるかを学んでいたはずです。組織のガバナンスを実務面で担うのが総務担当の任務です。今年度予定されるすべての事業が、これまで以上に円滑に実施されるよう、すべての担いをゼロベースで点検し、時代の要請に応じた組織運営の仕組みを構築します。
また、どれほど有益な運動をしていても、発信が不十分であれば、地域活性化の主人公にはなり得ません。特に、IT化という面では、他の社会団体に後れを取っている面も見受けられます。ほとんどの情報がホームページやSNSから入手される時代、あらゆるチャンネルを駆使して、私たちの汗と涙をより多くの市民の皆様に共感していただきます。
本年度も当LOMから多くのメンバーが出向し、全国各地から輩出されたメンバーと切磋琢磨をしながら、LOM活動だけでは得ることの出来ない、大きな担いや、素晴らしい出会いを経て、大きく成長をします。出向先での友情や経験を通じて獲得した、最新の知識や有益な情報は、LOMのさらなる活性化に役立てなければなりません。自分自身も重責を担って出向する一人として、出向者とLOMとの情報共有や、堺高石JCを代表して出向するメンバー一人ひとりの自覚を促す役割に、使命感を持って取り組みます。
JCが地域の先頭に立ち、強い影響力を持つ団体で有り続けるために、地域の皆様に期待と感動を与えられる堺・高石の未来像を描き出す運動に、全力を注いでまいります。
勇壮なる日本、勇壮なる堺・高石をめざして。