副理事長・基本方針

 

副理事長

直木 隆昭

 太古の昔、神々がつくったと伝えられる神秘の国、日本。
古来、我が国を訪れた海外の有識者たちは、この美しい文明に触れ、 感嘆し、その世界史的価値を称えてまいりました。 
 しかし今、その誇るべき「日本文明」の未来に暗雲が立ちこめています。 
戦後わが国は奇跡とも言える復興を果たし押しも押されもせぬ経済大国へと発展しましたが、その間に近隣諸外国による不法な実行支配があり、この大きな問題は、政府が担う外交問題かも知れません。しかし、この大きな問題はわが国が敗戦後にGHQや日教組の手によって極端に変えられた「戦後教育」が招いた失敗のひとつと言っていいでしょう。国民が領土・領海に対してしっかりとした知識と意識を持ち、これまでの歴史的経緯や取り組みを理解し、領土・領海問題は隣接地域だけの問題ではなく、国家全体の問題であるという市民意識の向上が必要です。

 また、「戦後教育」は正直にして勤勉、勇敢にして和気にみちた美しくそして気高き日本の心を、 年ごとに、日ごとに侵され、 家庭が、地域が、そして国家が衰亡へと向かわせているのが現状です。 なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか。 それは、わが国の歴史と伝統を否定する「戦後教育」が、 60年以上にわたって深く国民の心と体を蝕み、 ついには国家の中枢を侵すにいたったからにほかなりません。一昨年に東日本大震災にみまわれた被災地の人たちが老若男女問わず一心不乱で復興をめざす姿勢は現在失われつつある、美しい日本の心や“個”は“公”の為と言う思いやりをこの国全体が取り戻すひとつのきっかけになりました。私たちはこれを模範とし、わが国の未来を担う子どもたちへ、日本人としての道徳心を取り戻すべく運動を発信していきます。

 今はなき先人たちの労苦にこたえ、まだ見ぬ子孫の行く末に思いを馳せ、JCにできる、JCにしか出来ない教育運動を発信し、日本人としての誇りを胸に明るい豊なまちづくりのために全力で取り組んでまいります。