委員長・基本方針
委員長
北林 幸之助
ロシア連邦首相によって繰り返される北方領土訪問、韓国大統領による竹島上陸、そして中国、台湾の監視船、漁船の領海侵犯、および香港活動家による尖閣諸島、魚釣島への不法上陸など、いま、わが国固有の領土・領海が近隣諸国によって脅かされる事態が続いています。こうした現状は決して看過できるものではなく、いまこそ国家として、日本国民として、国際社会に正しい歴史認識を発信していかなければなりません。そのためにも私たち一人ひとりが国家の主権者であるという意識を持ち、わが国の歴史を学び、いま私たちが歴史上のどの地点にいるのかを知り、さらには今後、諸外国とどのように向き合うべきか見極める必要があるのです。
そこで私たち堺高石JCは改めて歴史教育に目を向け、経済発展を急ぐ戦後の日本では教えられなかったり、歪められたりしていた正しい歴史的経緯を学ぶことから始めたいと考えています。また、単に歴史的経緯や国際法上の正しい知識を学ぶだけに留まらず、「いかに国益を主張し、守るのか」というメンバーの意識醸成にも力を注ぐ方針です。具体的には、年頭より開始する様々なセミナーを通じて知識の底上げを図るとともに、一定期間積み重ねた知識を広く世に問うイベント事業を開催することを想定しています。例えば、社会情勢をよく知る見識者と日本の未来を背負って立つ若年層、堺高石JCのメンバーが熱くディスカッションできる場を設けたり、JCIのメンバーと直接、領土・領海に関する意見交換をおこなったり、机上での学びを超えてメンバー一人ひとりが体感、実感できる機会を創出したいと考えています。
この度、委員長という重責を背負うにあたり、「修練・奉仕・友情」というJCの三信条を噛みしめるとともに、先輩方から受け継ぐ堺高石JCの存在意義である「社会奉仕への情熱」を継承せねばとの熱い思いが胸にこみ上げています。私たちの活動が日本の未来を支える若者の心を少しでも動かし、これからの未来が今よりもっと輝くために、一年間を全力で邁進してまいります。